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2022.01.06
ぶらっと多治見タイル巡り
タイルの豆知識 タイルアート モザイクタイル 多治見市 陶壁 陶文字
多治見市は岐阜県の南側に位置し、市の中心を土岐川が流れています。四方を山で囲まれており良質の粘土に恵まれ、古くから焼き物の製造が行われてきました。そんな多治見の街をぶらっと散策してみると、たくさんのタイルを目にすることができます。今回は、ほんの一部の「街中で出会えるタイル」をご紹介します。
- ※この記事は「News Letter Vol.16」の内容を再編集したものです。
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※マップ上の赤い目印は笠原町のゴミステーションの記事で紹介したものです。
多治見駅南口周辺
多治見駅の改札口正面には大迫力の陶壁がそびえたっています。七代加藤幸兵衛氏作の「ひびきあう声」という作品です。
多治見駅から徒歩五分ほどのところにある「ながせ商店街」へ入っていくと、上にも下にも、あらゆるところでタイルを発見できます。Y字路に建っている建物にもカラフルな陶壁が。
商店街をまっすぐいくと「おりべかっぱ広場」があります。多治見市に伝わる河童伝説にちなんで、かっぱの像がお出迎えしてくれます。
多治見駅北
多治見駅を北口から出たところにあるトイレは、屋根の上までタイルが貼ってあります。多治見では他にも凝ったデザインのタイルがあしらわれたトイレがあちこちに見られます。
歩道には「メモリアルタイル」がはめ込まれています。市民の方々の思いを絵やメッセージとしてタイルに焼き付ける、多治見ならではの形で刻む思い出が、とても素敵です。
立体駐車場の横には「キン肉マン」に登場する正義超人「タイルマン」の等身大の像があります。体重5,000kgという想定で、地元のタイルを使って忠実に再現されています。5,000kgのズッシリ感が伝わってきますよ。
市内中央を流れる土岐川
笠原町・モザイクタイルミュージアム周辺
モザイクタイルミュージアムを中心にぐるりと歩くと、子供たちの作品が道沿いに飾ってあったり、壁一面タイルの家や、タイルに関わるショップもあり「タイルのまち」であることを感じさせてくれます。
笠原町のゴミステーションは「モザイクプリンセス」というボランティア団体の方々が案を出し合って考えたデザインを、タイル職人さんと協力しながらタイルアートを施工されています。
ゴミ捨て場と思えないほど綺麗で、地元愛に溢れた有志の方々の作品に感動しました。まだまだ沢山ありますので、笠原町を探索してお気に入りを見つけてみてくださいね。
【関連記事】多治見市笠原町:ゴミステーションのモザイクアートp>
素敵なモザイクアート街道
その他
インター出入口周辺
多治見ICを降りてすぐのところあるインターパークでは、オレンジ色のタイルで彩られた多治見市のマスコットキャラクター「うながっぱ」がお出迎えしてくれます。
権現橋・権現公園
権現橋の欄干には乙女心をくすぐるパステルカラーのタイルたちが敷き詰められています。ハートのタイルを見つけて幸せな気持ちになりました。
まとめ
街中で、ふと意匠の凝らされたタイルやモザイクアートが目に入ると、驚きや発見があって嬉しくなりますね。
多治見には、まだまだたくさんのタイルや焼き物が町のあちこちに隠れています。みなさんも素敵なタイルを探して、陶器の町・多治見をぶらっと散策してみてはいかがでしょうか?