株式会社エクシィズ

Blog ブログ

ブログ

2022.02.10

転写技法について

タイルの豆知識 オーダータイル 絵タイル
転写技法について

エクシィズでは「シルクスクリーン印刷による下絵付け」「シルクスクリーン印刷による上絵付け」「筆で手書きする上絵付け」「転写技法による上絵付け」の4種類の絵付けを社内設備で行っています。

今回は、その中でも「転写技法」の絵付け工程や特徴についてご紹介いたします。

「絵付け」について

陶磁器に絵を描く「絵付け」には様々な技法があります。素焼きした生地に色をつけるのが「下絵付け」と呼ばれ、釉薬(うわぐすり)を塗って焼成した後に色や柄を描いて再度焼成することを「上絵付け」と呼びます。

転写技法とは

転写技法とは、焼成済みのタイルに図柄を印刷した「転写紙」を貼り付け、再び低温焼成する絵付け技法です。

転写紙には、シルクスクリーンとインクジェット、二種類の印刷方法があります。また、転写紙を曲面に貼り付けることで、思い描いたイメージを立体的なタイルに絵付けすることも可能です。


転写技法の特徴

他の技法に比べると画像を正確に表現することに優れており、何枚でも複製できるため、ノベルティーなど同じ絵柄の大量生産に適しています

転写技法による絵付けを施したタイルは、低温二度焼成のため発色が良い一方、耐候性・耐摩耗性は若干劣るため、内装の壁への使用をおすすめしております。

  • 転写紙の色だけでなく、下地のタイルの色でも印象が変わります。

  • 絵画もタイルに。

  • 低温焼成のため発色鮮やか。

  • 写真データをそのままタイルに。

転写紙を貼る工程

転写技法の強みは、他の絵付け技法と比較して「コスト効率」と「短納期」を両立できる点にあります。

手描きや特殊な加工では膨大な時間と費用を要するグラフィックも、デジタルデータを用いるこの手法なら、品質を高く維持したまま、コストを抑えてスピーディーに形にすることが可能です。

  • (左)転写紙と(右)焼成済みのタイルを用意。

    (左)転写紙と(右)焼成済みのタイルを用意。

  • 転写紙をぬるま湯の中へ入れて20秒ほど付けると…

    転写紙をぬるま湯の中へ入れて20秒ほど付けると…

  • 糊が溶けて転写紙が台紙から剥離

    糊が溶けて転写紙が台紙から剥離。

  • タイルの上で位置合わせをして台紙をスライドさせると、台紙だけすーっと取れる。

    タイルの上で位置合わせをして台紙をスライドさせると、台紙だけすーっと取れる。

  • ゴムベラでギューッと抑えてタイルとシートの間にある水や空気を抜く。

    ゴムベラでギューッと抑えてタイルとシートの間にある水や空気を抜く。

  • 焼成したら完成!(左)焼成前のタイルと(右)焼成後のタイル。焼成温度は800度。

    焼成したら完成!(左)焼成前のタイルと(右)焼成後のタイル。焼成温度は800度。

さらに、工程の標準化により作業スタッフによる品質のバラつきが生じにくいため、大規模なプロジェクトにおいても均一なクオリティを保証します。

「予算を抑えつつ、オリジナリティのある空間を創りたい」「限られたスケジュールの中で、意匠性の高いタイルを製作したい」。そんな要求に対し、最も実効性の高い回答となるのが、この転写技法です。

まとめ

転写技法を用いれば、お好みの写真やイラストを高い精度でタイルに絵付けすることがが可能です。オリジナルタイルご注文の際などにご検討ください。

「この予算でどこまで表現にこだわることができるか?」「この納期でオリジナルの絵タイルが間に合うか?」

まずは、そんな具体的なお悩みからお聞かせください。豊富な経験を活かし、皆様のビジョンを形にするための最善の進め方を一緒に考えてまいります。